五色塚古墳は、4世紀後半ごろに作られた、墳丘の全長194m、後円部の高さ18.8mの兵庫県下最大の前方後円墳です。
全国的には40番目前後の大きさの古墳ですが、同世代の古墳と比べると、奈良県の「大王墓(佐紀古墳群)」と肩を並べる大きさとなります。
周囲は深い濠(ほり)と、今は見ることができませんが、浅い濠で二重に囲まれており、西側には円墳で直径70mの小壺古墳が築かれています。
墳丘は三段に築かれ、下段の斜面には古墳付近で集めた小さな石を葺き、中段と上段の斜面には淡路島から運ばれた大きな石を葺いていました。
4世紀終わり頃にこの古墳に埋葬されたひとは明石海峡とその周辺を支配した豪族だと考えられています。
最近では「神戸で願いが叶うパワースポット」として口コミが広がっているようです。
五色塚古墳入口付近
五色塚古墳は国の指定史跡のため、管理事務所が設置されています。
入園時間はAM9時からPM5時まで
※受付時間はPM4時30分まで
拝観受付事務所
受付の際、記帳をします。 パンフレットや資料も受付に置かれています。
受付横にある資料室
この資料室では五色塚古墳で出土された
・鰭付円筒埴輪
・鰭付朝顔形埴輪
・盾形埴輪
・蓋形埴輪(きぬがさ がた はにわ)
などが展示されています
古墳上部への入り口
管理事務所前の階段より古墳上部を見ることができます。
五色塚古墳のくびれ付近の様子
管理事務所前から階段をのぼると古墳のくびれ付近にたどり着きます。
前方部南側(海側)へ進むと明石海峡が一望できます。
くびれ付近から明石大橋と小壺古墳を望む
管理事務所のある西側には小壺古墳(写真右手の円墳)を望むことができます。
写真から見てもこれらの古墳が大きいことがわかります。
古墳前方部付近の様子
この古墳の葬られた人物たちは、海に面したこのあたりに埋葬されたそうです。
昔も今と同じようにこの場所の景色はとても良かったのだと思われます。
前方部から円墳を見た様子
とにかく大きい前方後円墳です。
前方部から円墳にかけての距離は約70m
願いが叶うパワースポット?
五色塚古墳は「神戸で願いが叶うパワースポット」としても注目されているようで、古墳の上にある(写真)の写っている四角い部分がパワースポット(2つぐらい確認しました)だとか、円墳の中心に声が反響する位置があるなどいろいろ説があるようです。
お天気の良い日にこの古墳に登って明石海峡を眺めるだけでも海のマイナスイオン浴びれて元気になりますよ♪
後円墳の上の様子
階段を上がると円形の広場になっていて、
広場の直径だけでも約25mはあります。
この中心部の声が反響する部分がありそこがパワースポットだとも言われています。
円墳から見た明石海峡
マンションの5階以上の高さにもなる円墳から、天気の良い日に眺めるとより最高のロケーションが広がります。
円墳より駐車場付近を望む
五色塚古墳の駐車場を望んだ様子です。
木の生い茂っているあたりが駐車場です。
※写真右手の車は民間の駐車場です
詳細MAP
アクセス|電車の場合
JR・山陽電鉄「垂水駅」からのルート(GoogleMap)
◆JR・山陽電鉄「舞子駅」から徒歩18分
JR・山陽電鉄「舞子駅」からのルート(GoogleMap)
◆山陽電鉄「霞ヶ丘駅」から徒歩4分
山陽電鉄「霞ヶ丘駅」からのルート(GoogleMap)
アクセス|車の場合
◆第二神明道路「高丸インター」出口より垂水方面へ約8分
第二神明道路「高丸インター」出口からのルート(GoogleMap)