五色塚古墳は、4世紀後半ごろに作られた、墳丘の全長194m、後円部の高さ18.8mの兵庫県下最大の前方後円墳です。
全国的には40番目前後の大きさの古墳ですが、同世代の古墳と比べると、奈良県の「大王墓(佐紀古墳群)」と肩を並べる大きさとなります。
周囲は深い濠(ほり)と、今は見ることができませんが、浅い濠で二重に囲まれており、西側には円墳で直径70mの小壺古墳が築かれています。
墳丘は三段に築かれ、下段の斜面には古墳付近で集めた小さな石を葺き、中段と上段の斜面には淡路島から運ばれた大きな石を葺いていました。
4世紀終わり頃にこの古墳に埋葬されたひとは明石海峡とその周辺を支配した豪族だと考えられています。
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